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Vol.588 会員限定

緊急特番Ⅴ:検察が「政治の流れ」を変えた

特捜部は「情報管理」の甘さを反省すべきだ

2024.01.26 90分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 検察のある意味いきすぎた捜査と情報リークによって、政治資金規正法違反問題は自民党に大きな傷を残しました。現在の自民党の混乱ぶりは前代未聞です。
 内外の情勢がかつてなく厳しいいま、日本の統治能力が深刻なレベルに落ち込んでいると思います。その中で自民党がどのように立ち直るか、非常に興味深い展開が語られました。

≪対談で語られた論点≫
 1.Xでのご意見に対する「櫻井よしこの主張」をHPにアップ
 2.検察の大捜査はやりすぎではないか
 3.検察組織の情報管理に甘さがあったことを反省すべき
 4.検察は折々に朝日新聞に重要リークをした
 5.検察の安倍官邸の“意趣返し”捜査があったか?
 6.誰かリークをしたか検察内部で調べるのか
 7.最高裁を含め司法の暴走をチェックすべきだ
 8.裁判官も検事も「内的規律」を持て!
 9.岸田首相は派閥解散発言は“野生小動物のカン”
10.岸田首相の政治決断は“恐怖心”から
11.派閥のない巨大政党は恐るべき独裁政党になる
12.5人衆離党勧告「茂木の乱」で首相の芽がなくなった
13.もはや派閥は「人事」できず「カネ集め」だけ
14.これからの自民は無派閥のリーダー菅氏に注目
15.日本の弱点は政治家に軍事知識がないことだ
16.自民党はもっと若い政治家が出てくるべきだ

髙井康行

髙井康行
弁護士・元東京高検刑事部検事

1970年早稲田大学法学部卒業。72年に検事任官後,東京地検特捜部等に勤務し,90年からは福岡地検刑事部長,東京地検刑事部副部長,横浜地検特別刑事部長などを務め,97年6月,東京高検刑事部検事で退官後,同年9月弁護士登録。主に企業のコンプライアンス,危機管理に関する業務,企業の事業活動に伴う刑事事件等を取り扱う。その傍ら,公益活動として,政府の司法制度改革推進本部の刑事関係の検討会委員,捜査手法・取調べの高度化を図るための研究会委員などを務める。

石橋文登

石橋文登
政治ジャーナリスト・千葉工業大学特別教授

1966年福岡県生まれ。90年、京都大学農学部を卒業後、産経新聞社に入社。奈良支局、京都総局、大阪社会部を経て2002年に政治部に異動。政治部次長を経て、編集局次長兼政治部長などを歴任。2019年4月、同社を退社。6月から千葉工業大学審議役、2020年7月から特別教授。著書に「安倍『一強』の秘密」(飛鳥新社)、「国会議員に読ませたい敗戦秘話」(産経新聞出版、共著)、「『脱原発』が地方を滅ぼす」(産経新聞出版、共著)など多数。

有元隆志

有元隆志
産経新聞月刊「正論」発行人兼調査室長

1965年神奈川県生まれ。学習院大学法学部卒業、1989年産経新聞社入社。ワシントン特派員、政治部次長、編集局副編集長、政治部長を歴任。現在、フジサンケイグループの理論的支柱である月刊誌『正論』の発行人兼調査室長を務める。主な著書に「歴史戦」「日本共産党研究」(産経新聞出版、共著)など。

※ プロフィールは放送日2024.01.26時点の情報です

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