小野寺五典
元防衛大臣
1960年宮城県生まれ。東京水産大学卒、松下政経塾、東京大学大学院法学政治学研究科修了。1997年衆議院宮城6区補欠選挙で初当選。2000年米国ジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究所客員研究員。2007年外務副大臣(第1次安倍改造内閣)、2012年防衛大臣(第2次安倍内閣)を歴任。2017年再び防衛大臣(第3次安倍第3次改造内閣) に就任。
自民党「小野寺安全保障提言案」の出来栄え
≪櫻井よしこの対談後記≫
今夜は元防衛大臣の小野寺五典さん、防衛研究所防衛政策研究室長の高橋杉雄さんをお招きして、ウクライナから日本が学ぶべきことについてお話しました。
まずウクライナ戦争についてお二人共にロシアが敗れる可能性が大きいことを論じました。ウクライナが勝つのです。
なぜウクライナがこれほど戦い続けることができるのか。第一に国民の士気の高さを高橋さんが挙げました。国際社会が一致してウクライナを支持していること、戦略作戦が優れているなど、多くの理由があります。しかし勝利するにしてもなんという凄じい犠牲を払うことでしょう。
日本は必ず近い将来、中国の脅威に向き合わなければなりません。そのために何をすべきか。ウクライナから学ぶことが大事です。当たり前ですが国力強化が第一です。具体的に何をすべきかを細かく話し合いました。きっと皆様方のお役に立てると思います。どうぞ情報を共有して下さいね。
自民党が政府に向けて提言する内容、自衛隊の増強、GDP2%の防衛予算、反撃能力の確保など、とにもかくにも小野寺さんがまとめました。それを今から可及的速やかに実現しなければなりません。私たち国民が大きく声をあげることが後押しの風になります。ご一緒に世論を作っていきたいものです。
≪対談で語られた論点≫
1.プーチン・ショイグ会談映像の異常さ
2.5・9戦勝記念日は勝利誇示と遺族を讃える
3.なぜウクライナ軍は粘り強く戦えるか
4.米追加支援は東部地上戦想定の武器供与
5.旧東欧諸国は旧兵器を前線に、新兵器をタダでもらう
6.長期戦ならロシア軍敗北の可能性が出てくる
7.ウクライナ軍は士気が高く、作戦指揮が優れている
8.ウクライナから学ぶ「国防」と「同盟」の大切さ
9.「小野寺提言案」は「反撃能力」保有を求めた
10.日本はサイバーでも能動的に攻撃できる
11.防衛予算は5年以内にNATO 並みのGDP2%
12.攻撃は「攻撃意思」があり「着手」段階で「武力攻撃認定」でできる
13.「必要最小限の反撃」を変えるのは憲法改正で時間がかかる
14.「必要最小限」は国際環境などでレベルが上がる
15.専守防衛はウクライナの悲劇を生む
16.調査会で大臣経験者が「身の丈に合った防衛」発言
17.2%を徐々に上げるか、国家意思として一気に掲げるか
18.中国の侵略に日本が戦えるのは1~2週間が限度
19.島国日本は“飛び道具”で攻撃、地下鉄シェルターも抑止力
20.「核シェア」は有事に「核の傘」が開くか具体的な話し合い
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小野寺五典
元防衛大臣
1960年宮城県生まれ。東京水産大学卒、松下政経塾、東京大学大学院法学政治学研究科修了。1997年衆議院宮城6区補欠選挙で初当選。2000年米国ジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究所客員研究員。2007年外務副大臣(第1次安倍改造内閣)、2012年防衛大臣(第2次安倍内閣)を歴任。2017年再び防衛大臣(第3次安倍第3次改造内閣) に就任。
高橋杉雄
防衛研究所防衛政策研究室長
1972年神奈川県生まれ。1997年早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。2006年ジョージワシントン大学大学院修了。1997年より防衛研究所。1998年より2001年まで防衛省防衛政策局防衛政策課研究室、2008年より2016年まで防衛省防衛政策局防衛政策課戦略企画室兼務。核抑止論、日本の防衛政策を中心に研究。主な著作に『新たなミサイル軍拡競争と日本の防衛』(並木書房、2020年)(共編著)、『「核の忘却」の終わり:核兵器復権の時代」』(勁草書房、2016年)(共編著)、China’s Strategic Arsenal: Worldview, Doctrine, and Systems (Georgetown University Press, forthcoming) (『中国の戦略的能力:世界観、ドクトリン、システム』(共著)(ジョージタウン大学出版より2021年出版予定))
※ プロフィールは放送日2022.04.22時点の情報です
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ロシアを従え、グローバルサウスを懐柔し、アメリカの向こうを張って、日本への攻勢を強める独裁国家。狙いを定めたターゲットはありとあらゆる手段で籠絡、法の不備を突いて深く静かに侵略を進め、露見したら黒を白と言い張る謀略の実態と大きく揺らぐ中国共産党の足元を確かな取材で看破し、「不都合な真実」を剔抉する。
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