安倍晋三
元内閣総理大臣
1954年、東京生まれ。成蹊大学法学部政治学科卒業後、(株)神戸製鋼所を経て、1993年、衆議院議員初当選を果たす。現在、当選9回。自由民主党幹事長、内閣官房長官などを歴任。2006年、第90代内閣総理大臣に就任し、2007年に辞任したが、2012年から第96、97、98代の内閣総理大臣に就任。
国防費2%増は「国家意思」として掲げよ!
≪櫻井よしこの対談後記≫
言論テレビ500回目のゲストは安倍晋三元総理でした。安倍総理は非常にお元気そうに1時間、闊達に語られました。
日本の国防費をGDP比2%増にする、2%という数字目標を国家の意思として掲げるべきだと強調しました。
それはNATO諸国を見ても分かるように、自国の防衛及び自由陣営の一員としての責任を果たしていくという決意表明です。
日本の現在の国防力について安倍総理は率直に語りました。「日本には継戦能力がありません」と。銃弾も燃料も足りない中で、外敵と戦い続けるなどおよそ不可能です。
現職総理だったときはとても語れなかったけれども、今あえて語り、国民に知ってもらうことが大事だと強調しました。
積み上げ方式で防衛を語る人はおよそ防衛を分かっていないとも言うのです。
経済政策でも忌憚のない議論を展開しました。世界大激変のまっただ中で、1日も早く日本を強力な土台を持つ国にしなければならない。安倍総理の発言に耳を傾けたいものです。
≪対談で語られた論点≫
1.まず「デフレ脱却」そのための「経済成長」
2.順番を間違えなければ「健全な経済規律」が戻る
3.統合政府的に日銀は政府と協力しながら対応する
4.物価上昇率2%を目標に政府と日銀はアコード
5.国防費5年で2%増は「国家意思」で掲げるべきだ
6.機関銃の弾からSM3至るまで不十分で「日本に継戦能力がない」
7.次の世代に祖国を引き渡す防衛予算は「国債」を利用
8.岸田首相は国防費2%は「数値目標」でなく「積み上げ」
9.米国が核反撃を日本に相談すれば共同責任をとるかどうかの相談
10.日本のために使う米国核を「持ち込ませず」は唖然茫然
11.欧州正面の米国は日本にアジアの防衛責任を促すかも
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安倍晋三
元内閣総理大臣
1954年、東京生まれ。成蹊大学法学部政治学科卒業後、(株)神戸製鋼所を経て、1993年、衆議院議員初当選を果たす。現在、当選9回。自由民主党幹事長、内閣官房長官などを歴任。2006年、第90代内閣総理大臣に就任し、2007年に辞任したが、2012年から第96、97、98代の内閣総理大臣に就任。
※ プロフィールは放送日2022.05.20時点の情報です
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