総裁選の「石破逆転」を決めたのは「派閥」でした。その派閥を使ったのは派閥をなくしたと胸を張った岸田首相とこれまで派閥を否定していた菅前首相だったのは皮肉です。長老二人はなぜ力を誇示したのか、派閥の人々は何のために唯々諾々としたがったのでしょうか。口先だけ「派閥解消」「派閥無き選挙」と言っても自民党から、いな立憲民主党からも派閥はなくなることはないのでしょう。
　石破総裁は9・30（日）に党役員人事、10・1（月）に臨時国会で首相の就任し石破内閣が発足します。党内基盤の弱い石破氏 が人事でも自らを支えてくれた派閥の影響を受けるのかなど人事によって政権運営の方向を見えてきます。また決選投票を争った高市氏のどう処遇するのか、高市氏がその処遇を受けるのかどうかも焦点です。
　10月4日金曜夜9時『櫻井よしこの言論テレビ』第624回は、特番「石破内閣で日本は大丈夫なのか」を生放送いたします。ゲストは読売新聞特別編集委員の橋本五郎さん、参議院議員の片山さつきさん、元フジテレビ報道局上席解説委員の平井文夫さんに、櫻井、花田両キャスターが加わり石破政権を徹底検証いたします。
　どうぞお楽しみに！

【ゲスト】
橋本五郎 読売新聞特別編集委員
1946年秋田県生まれ。1970年慶応大法学部政治学科卒業、読売新聞社に入社。論説委 員、政治部長、編集局次長を歴任し、2006年より特別編集委員。読売新聞紙上でコラ ム「五郎ワールド」を連載、書評委員も担当する。また、読売テレビ系「ウェークア ップ!ぷらす」「情報ライブミヤネ屋」などの報道番組でコメンテーターを務める 。2014年度日本記者クラブ賞受賞。著書に『新聞の力』、『総理の覚悟』、『一も人 、二も人，三も人』、『どうなる日本』、『虚心に読む・書評の仕事 2011-2020』な ど多数。

片山さつき 参議院議員
自民党全国比例区選出参議院議員（参院3期＋衆院1期）。金融調査会長・副幹事長・予算委理事・税調副会長。1959年、埼玉県浦和市（現・さいたま市）生まれ。東京大学法学部卒業後、フランス国立行政学院（ENA）修了。1982年大蔵省（現・財務省）入省、女性初の主計局主計官などを歴任。2005年の衆議院議員選挙で初当選。元内閣府特命担当大臣（地方創生・規制改革、女性活躍等）、自民党総務会長代理、政調会長代理、外交防衛委員長等を歴任。議員立法多数。